吸血鬼について人間は、太陽が苦手だとか、人の生き血を啜るだとか、そういうイメージが多いだろう。
まあそういう吸血鬼もいるが、それはごく一部であって、僕みたいな吸血鬼の血が濃くないやつは寿命が長いことと、髪色が黒いということくらいであとは人間と一緒のようなものだ。
でも人間側からしたら、吸血鬼自体が恐怖の対象らしく、この街で僕は遠巻きに見られる存在となっていた。
この物語はそんな吸血鬼の僕と、人間である彼女の出会いから別れまでを記したものである。
西洋 中世 吸血鬼 恋愛 すれ違い ハッピーエンド? アイリス恋愛F大賞7
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