「夜」「フェチズム」「休暇」のお題で書いたもの。星空文庫にも掲載中。

僕らは宵闇に住んでいる。僕らの世界には斜陽が昇る。 夕刻と夜とを行き来きする街にジュンヨウは住んでいる。ジュンヨウの通う夜間学校は見捨てられたといわれているこの街の中でもさらに荒れている生徒が多い。その教室の中でひとりだけ雰囲気の違う育ちのよさそうな少女ヒスイにジュンヨウは惹かれ、また疑問を抱く。 ヒスイはなんでこんなところにいるんだろう…？ Alas, my love, you do me wrong... これは純粋な少年ジュンヨウとその周りの痛々しいまでに芯の強い人たちのお話。

あの頃、世界のすべてが私のものだった。柔らかで平和な小学生の夏の記憶。ノスタルジア。 学校では「ハイジ」とあだ名をつけられている小学３年生のスズは街の外れの森の中にある家に住んでいる。 スズの大好きな庭、庭につながる森、１つ違いの仲の良い弟ワカ、隣の大きな家に住む菊ちゃんー平和で柔らかなスズの夏休み。 そして、穏やかな日々の水面下に隠れた不穏な空気。

初めての一人暮らしの物件探しに困った僕が幼馴染から提案されたのは、ルームシェアだった。 僕と幼馴染、幼馴染の親友の女の子、変わったクラスメートユーゴとで始まった新しい生活。 ４人の異なった価値観に暮らし方、ただの友達だと思っていた相手は僕が知らなかった関係があって・・・

雨は孤独を浮き彫りにする ー雨の日の、ひとりの女の子の噺

カムパネルラになりたい、は疲れきった優しい彼女の口癖だ。 今日を頑張った、頑張れなかった、疲れた人に読んでほしいお噺。 …二次創作に当たるかもしれませんので、チェックを入れさせて頂きました。

誰にだって眠れない夜はあるでしょう？ 眠れない夜に、読んでほしいお噺。 …むしろお昼間に読んだらついていけないかもしれません（笑）