作品一覧全6件
代表作 連載 完結済 36エピソード
 年齢層が高校生~大学生相当の若者が集う、高校でも、大学でもない、不思議な学校が日本にある。  それが、「高等専門学校」、通称――「高専」。  そこは、五年制の学校で、変人が集いに集う「変態的」な場所。  雨の降るなか、工業地帯の地方都市に身を構える立花工業高専では、文化祭が催されていた。  機械工学科3年生の勝占理玖は、クラスの模擬店に参加しながら、親友である建設工学科3年生の鎗戸楓馬と共に、盛り上がる学内を奔走していた(※女装して)。  だが、文化祭一日目が終了した直後、彼らは高専教員の変死体を発見してしまう。  事件によって文化祭は中止を余儀なくされ、学生たちはあと片づけに追われることになるが……、  その最中、さらにもう一つの死体が発見されてしまう。  学内で起こった二つの殺人事件。  誰が、どんな目的で、どうやって殺したのか?  その謎に、「高専生」が挑む――。  薔薇色の青春など皆無、クレイジー高専ミステリー。 ※この作品はフィクションであり、登場する人物、地名、団体、国名等は実在のものとは一切関係ありません(一部ノンフィクションかもしれません)。 ※1話3000~4000字程度です。
作品情報
推理[文芸]
最終更新日:2016年04月01日
ミステリー 高専 ミステリ 工業高等専門学校 読了時間:約233分(116,094文字)
連載 8エピソード
 高等専門学校――通称、「高専」。  それは、高校でもなく、大学でもない、あまり一般的でなく、聞き慣れないが、たしかに日本に存在する学校。  高専とは、技術者を養成するための「5年制」の高等教育機関だ。就職氷河期の時代にも関わらず「卒業者」の就職率は高く、また、大学(だいたい工学部)への進学も有利な点が多いという表向きは夢のある学校でもある。機械や電気・電子、制御・情報、物質化学、建設・建築・環境工学などを学べる。学生たちが作ったロボットで様々な競技を行うロボコンは高専特有だろう…。 「高専生」たちは、ここで専門的な知識や技術を身につけ、社会へと巣立っていくのだ。  この話は、独立行政法人国立高等専門学校機構立花工業高等専門学校(長いし書くの面倒なので立花高専とする)に通う「高専生」たちに焦点を当てた、ある意味では〝異世界モノ〟である。 ・オムニバス形式の短編集となります。考えついたとき、書きたいときに更新します。時系列もバラバラです。 ・この作品はフィクションであり、登場する人物・学校はすべて架空のものです(高専と高専生は存在します)。 ・拙作『アセンブル・ロジック ~高専祭殺人事件~』のキャラクターも登場しております。
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コメディー[文芸]
最終更新日:2023年09月10日
日常 高専 短編集 読了時間:約58分(28,905文字)
短編
 高度な知識と技術を身に着けずとも、高性能なヒューマノイドロボットを作ることができるようになった世界――愛する人を交通事故で失った男、二神は、彼女を模ったロボットを作製する。それは、容姿のみならず、思考までもを完全に模倣した、かつて愛した人そのものだった。再び幸せな時間を取り戻したはずの彼だったが、数か月後、彼は自ら命を絶ってしまう。「彼女」との間に何があったのか。二神の後輩であり、彼とともに「彼女」を作った小鷹狩が、その死の真相に迫る。 ------ いつぞやの高専祭で、文芸部の部誌に載せていただいた作品です。 最近になって良い評価をいただいたので、思い上がって投稿した所存でございます。
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空想科学[SF]
最終更新日:2019年09月17日
近未来 読了時間:約14分(6,747文字)
短編
有機と無機の融合体である機械生物(メカトロニック・オルガノイド):通称〝械物(メカトロン)〟の出現により、地上文明は蹂躙され、人類は絶滅寸前に追いやられた。だが、わずかに生き残った人間は、生き残りを賭けて械物に立ち向かった。 ――幾千幾万の屍体の山が築かれてから数百年。人類は復権の兆しを見せていた。狩猟技士(イェーガー・マイスター)たちの手によって。 - - - - - - - - - - こんな背景での物語はどうだろうか、というコンセプト小説。
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空想科学[SF]
最終更新日:2018年02月19日
怪獣 読了時間:約4分(1,952文字)
短編
 この国には、人口以上のアンドロイドが存在する――。  極端に少子高齢化が進行した社会。未来を担う子どもは激減し、高齢者を支える若者は大きな負担を強いられ、国民の生活は悪くなる一方だった。  この深刻な事態を打開するべく、政府は「介護・育児アンドロイド」の研究開発に多額の資金を投じた。その結果、高性能の人工知能を搭載したアンドロイドが世に普及した。子どもも大人も、高齢者も安心して暮らせるようになり、社会の悪循環に歯止めがかかった。  アンドロイドの開発はさらに進み、ついには「人間並みの心を持つアンドロイド」が誕生する。そして、「心」を得たアンドロイドは人々の生活をより豊かにさせたのだった。  そんなアンドロイドの登場から長い年月が過ぎた頃、女と男のアンドロイドは、彼らの持つ「悩み」について語り合う……。 ※「第3回 星新一賞」への応募作品を改稿したものとなります。結果は(お察し)。
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空想科学[SF]
最終更新日:2015年12月30日
アンドロイド 読了時間:約7分(3,431文字)
短編
 俺は突然、真っ白な世界に飛ばされた。  そこにいたのは、おっさん――もとい、俺を間違って殺した神様だった。
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その他[その他]
最終更新日:2015年02月19日
転生 ショートショート 読了時間:約9分(4,474文字)