悪霊をその体内に取り込み浄化してしまうという不思議な能力を持っている深森杏奈は、廊下ですれ違った同学年の荒井悟が悪霊である事に気がついた。校内でも気味悪がられていた悟に近づく事もないまま平穏な学校生活を送る杏奈。
しかし、何故か頭から悟の事が離れなかった。
ある日の放課後、悟は無理やりに文化祭の出し物ように設置されていた告白大会の舞台の上にあげられて、そこで悟は杏奈の名を口にした。
一躍時の人となった杏奈と悟を面白半分でからかい、くっつけようとするクラスメイト。まんざらでもない態度をとる二人に周りは勝手に盛り上がり、二人はクラスメイト達の画策で放課後の体育館の倉庫に閉じ込められてしまう――――。