人類がついに手に入れた天候を自在に操る力。
その力を宿したたった1人の少女。
世界はその1人をめぐって激しい戦争を繰り広げた結果、少女は亡くなるばかりか戦争の影響とも思われる異常気象と激しい飢餓に見舞われ、苦しい渦中にあった。
15歳の成人を迎えるテンペストは誕生日のまさにその日、暴風吹き荒れ雪が視界を閉ざす夜に現れた謎の人物によって意識を奪われどこかへと連れていかれてしまう。
目を覚ますとそこには白銀の髪を下ろす青い瞳の少女。
少女は自らを天候を操れると謳い、目の前で風を吹き起こし花弁を舞い上がらせ未だ疑問を抱くテントへ言葉をかける。
「ボクと一緒に、世界を取り戻す旅をしてほしいんだ!」