選定の儀式。
それは、神の寿命に際して行われる、次代の世界の在り方を決めるための争い。
戦いへの参加を許された十人の『選定者』たちが、それぞれに最も相応しい『世界の理』の力を神から借り受け、転生された異世界で互いに殺し合う。
選定者に選ばれた引きこもり少年の仲町真守《ナカマチマモル》が神から借り受けたのは、『空間の理』に干渉する力だった。
それは、逃げること、もしくは身を守ることに関しては、右に出る者のない能力。一人では決して戦えないが、味方を見捨てれば、簡単に敵から逃げられる能力……。
それでも彼が「守りたい」と願うとき、彼の力は更なる進化を遂げる。
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初投稿ですので、まだ勝手のわからない部分はありますが、読んでいただけたら幸いです。
万人受けする内容にはならないと思いますが、ガッチガチの中二モノにするつもりなんで、そういうのが好きな人は是非。