もし明日世界が終わるとしたら。そんな話、話題にしても、本当に起こるとは誰も考えていないだろう。
上城綾乃も、そんなことが起こるだなどとは当然思いもしなかった。死神と出会うまでは。
綾乃は事故現場で出会った死神を名乗る青年から、明日までの命だと宣告されてしまう。
死にたくなんかない。しかし何となくやり過ごすように日々を過ごしてきた綾乃は、何故死にたくないのか、その理由が思い浮かばないことに気がついてしまった。
絶望する綾乃に手を差し伸べたのは、死神との会話を聞いていたという、ほとんど話しをしたこともないクラスメイトだった。
残された時間はあと少し。彼女は如何に生きるのか。
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