作品一覧全8件
代表作 短編
名前も家も過去もない旅人ナナシは、自分の名前を探して旅をしていた。 ある日、街中で出会った商人からナナシは「ミガワリ」を譲り受ける。「ミガワリ」は、どんな物でも人でも代わりになることができる。ミガワリの服の一部をお金の代わりにしたが、ナナシは次第に旅の友としてミガワリに情を持ち始めていた。 ※2023年9月開催のCOMITIA145で発行しました作品です。 他投稿サイトへ多重投稿を行なっております。
作品情報
童話[その他]
最終更新日:2025年04月20日
児童文学 読了時間:約28分(13,719文字)
短編
名前も家も過去もない旅人ナナシは、自分の名前を探して旅をしていた。 ナナシはある日、大きな町で大きな巨人に出会う。自分を探して旅をしている事を話し、ナナシは巨人に町の中を案内してもらうように頼み込む。大きな手のひらに乗せてもらい、巨人が案内した先は大きな図書館だった。 ※本作は2007年8月26日開催のCOMITIA81で発行しました作品です。 他投稿サイトへ多重投稿を行なっております。
作品情報
童話[その他]
最終更新日:2025年04月27日
児童文学 読了時間:約13分(6,259文字)
連載 1エピソード
創作同人イベントにてペーパーで発表・配布をしていた作品を集め、加筆修正を加えました。 和物童話、ファンタジー、シュール系など多彩なジャンルが揃っています。 ※2021年9月開催のCOMITIA137で発行しました再録集からの掲載です。 他投稿サイトへ多重投稿を行なっております。
作品情報
童話[その他]
最終更新日:2025年04月22日
児童文学 童話 ヤングアダルト向け ファンタジー シュール系 読切短編 読了時間:約7分(3,349文字)
連載 4エピソード
現実とは異なる架空の20世紀西洋。 古書探偵と渾名される若き伯爵商人と本の修繕を行う移民の青年による、 本の歴史と暗号に満ちた悪友相棒物ライトミステリー 他投稿サイトへ多重投稿を行なっております。
作品情報
推理[文芸]
最終更新日:2024年08月09日
シリアス 男主人公 西洋 近世 ヒストリカル ミステリー 探偵小説 相棒物 読了時間:約57分(28,049文字)
連載 完結済 12エピソード
バルデュワン公国の王レイモンドが急逝し、唯一の子息アーノルド王子の戴冠式が残り7日と迫る。  そんな中、レティセンシアは王子暗殺の命を受け、イヴェール城へ潜入した。しかし、些細な出来事で正体と計画を王子本人に知られることに。  だが、彼は他言しない代わりに交換条件を持ち掛けてきた。 「戴冠式まで俺の護衛になってよ」  思惑も判らぬまま、レティセンシアは護衛として側に居ることになる。 戴冠式までの一週間を小説で、その後主従となった二人を漫画で描いた、東のこよみ様(http://koyomi.soragoto.net/)との合同作品です。 同人誌として発行から5年近く経ったため小説パートのみ掲載することにしました。 手に取っていただいた方々ありがとうございます。 紙媒体もまだありますのでよろしければCOMITIAで。 他投稿サイトへ多重投稿を行なっております。
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2023年09月09日
シリアス 男主人公 異世界公国 主従 相棒物 読了時間:約145分(72,217文字)
短編
僕は砂漠の旅人だ。相棒であるラクダの「サッティヤジット」と共に、今日ものんびり旅をする。 なぜなら僕はどこにでも行ける、何にでもなれるから。 他投稿サイトへ多重投稿を行なっております。
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童話[その他]
最終更新日:2019年09月13日
冒険 ほのぼの 読了時間:約7分(3,353文字)
短編
好きな事が上手くいかない葛藤。 将来への漠然とした不安。 当たり前だった存在との死別。 伝わらない思いと伝えられない苦しみ。 現代に生きる若者たちの、答えの無い路を。 邦楽から着想を得て創作された、若者たちの物語。 ※他投稿サイトへ多重投稿を行なっております。 ---------------------------------------------------------------  小説家として暮らす羽柴の下に一通の結婚式の招待状が届く。淡い片思いを抱いた、大学の先輩からだった。  招待状をコンロで燃やしながら、締切開けの疲労した頭で彼は考える。いまだに親にカミングアウトもできず、孫や結婚を迫る言葉をのらくらとかわし生きてきた。自分の性的指向に違和感はもっていない。だが、女として生まれていたらもう少し生きやすかっただろうかと自嘲する。  鬱屈する気持ちを抱えて携帯を持つ。セフレとして関係を持つ|紀希《かずき》に連絡を取り、他人を使って自嘲を隠す自分は呪い死ねと内心呟いた。  紀希はそんな羽柴の行為を悟り、そして嗜める。結婚式に出て落ち込んだ羽柴を慰める美味しい役ができると他人事のように言われ、一瞬羽柴は苛立つ。だが、紀希に対してセフレ留まりの関係を強要しているのは自分だと思い出す。恋人ではない立場を守る紀希に取ってそれは、他人事以外何物でもないのだった。  携帯に先輩から連絡が来る。淡い期待と欲望を胸に電話を取り、参加して欲しいという先輩からの蜜のような言葉。羽柴は結果として結婚式に参列すると伝えてしまう。結婚式場で声をかけられるまで、わざわざ電話で参加を促されるのだから期待せずにはいられなかった。だが白いタキシード姿に身を包む先輩の姿と「幸せか?」という羽柴の問いに肯定の返事を返されると、絶望に包まれ、羽柴は気づけば紀希の部屋に。  大人げなく泣く羽柴を、紀希は何も聞かずに抱きしめる。失恋に傷つく羽柴に向かって、紀希は届かぬ愛を歌った。 ※他投稿サイトへ多重投稿を行なっております。
作品情報
ヒューマンドラマ[文芸] R15
最終更新日:2018年07月31日
MBSラジオ短編賞1 現代 同性愛表現あり 読了時間:約19分(9,255文字)
連載 完結済 3エピソード
好きな事が上手くいかない葛藤。 将来への漠然とした不安。 当たり前だった存在との死別。 伝わらない思いと伝えられない苦しみ。 現代に生きる若者たちの、答えの無い路を。 邦楽から着想を得て創作された、若者たちの物語。 ※他投稿サイトへ多重投稿を行なっております。 --------------------------------------------------------------- 第1話「鳴らないピアノ」  絵理は絵を描くことが好きな少女。  中学校進学と共に「創作同人即売会」の存在を知り、会場で熱気にやられた彼女はポツリと一言呟く。 「私も、本、作りたい」  高校進学と同時に始めた創作同人活動。親との約束を守り、学業にアルバイトに執筆にと精力的に活動していたが、ある回のイベントで彼女の気力は折れてしまう。  そのイベントの帰り道、偶然見つけたギャラリーカフェで北浦カナエという画家と出会う。彼女はパートナーのジョージに軽食の用意をさせつつ、絵理の書いた本を読む。 「それで、あんたはこの話どう思ってんだい?」  カナエのその一言から、最初こそ言い訳はしていたが胸の奥に仕えていた本心が涙と共に溢れ出す。 「私……私悔しくてっ! 誰も、私の作品見てくれない。私すごく、大事にこの作品作ったのに!」  絵理の本心をカナエは羨ましいと言い、自らの手でカフェに飾られていた絵を1枚切り捨てる。それは、カナエ自身が昔描いた絵の一枚だった。 「案外絵も漫画も描かなくたって大丈夫さ、生きていくには必要ないからね。でも、本当に愛していたら嫌でも辞められないのよ。私は辞められたけどね」  その言葉は、昔カナエが捨ててしまった情熱の片鱗だった。  悔しがるほど、泣くほど思いを込めても、自分が好きなものは時に振り向いてくれない。 「僕は君の本が読んでみたいな。今、買うことはできるかい? 御代はこのホットケーキとミルクティーになるけれど」  それでも絵理の描いた本を読んでみたいという人がいる。心の底から涙を流し、絵理は自分の作品の対価として手に入れたホットケーキを食べながら考えた。  ──そうだ、帰ったらこの二人をモデルに話を描こう、と。
作品情報
ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2018年07月30日
日常 青春 現代 シリアス 短編集 読了時間:約59分(29,248文字)