「僕のお願いを聞いてくれないかな?」
不慮の事故によって死んでしまった少年──都築新(つづきあらた)。
気がつくと目の前には自らを神と名乗る少女に頼まれたのは異世界──エスティアにばら撒かれた〈神書〉の紙片を探す事。
それを了承した新は吸収した物の力を取り込む剣といくつかの特典と共に異世界の地へ降り立つ。
だが、そこで見た自身のステータスには〈凶運〉の二文字が。
その効力を遺憾無く発揮し、新の元へ次々とトラブルがやって来る。
森を歩けば盗賊に出くわし。それを倒せば勘違いで襲われ。気がつけばたった二人で五百体のゴブリンと戦う事に。
自らの凶運を乗り越え、果たして新は紙片を集める事が出来るのか。