世界初、ＶＲＭＭＯＲＰＧ、「ファンタジーアイランド・ストーリー」と言うゲームがログイン３０万人突破した時に事件は起こった。 　ハッキング集団、通称『scarecrow』と言われる者たちの手により３０万人の人間がログアウトできない様になった。 　もし途中、ゲームオーバーになれば『永遠の眠り』が待っていた。 　ゲームを出るには、scarecrowを倒すか、このゲームの通貨である５億ベル支払わなければならなかった。

立花　俊哉には病気の妹がいた。病気を治すには一億の金が必要だった。 　 　様々な人から金を借りたが到底一億円には届かなかった。途方に暮れていた時に一通の電話がかかってくる。 　『金儲けができるゲームがある』 　怪しい電話ではあったが、話しを聞いてみるとそのゲームが、ＭＭＯＲＰＧだということだった。 　金がどうしても必要だった俊哉はそのゲーム、『エターナル』に参加することにした。

　芦屋家は先祖代々室谷町を守護する陰陽師の家系。その跡取りである満月は、天皇陛下より『木綿』を若くして授かっていた。 　ある日、町を護る４本ある柱が一本無くなり、町は負の妖気が漂い出す。その結果、町は犯罪が多発する。 　この状況がまずいと悟った満月は調査を開始するも、開始したその日にある魔術師と対峙する。