少年は空っぽだった。
肉体はいつだって何かに呪われているかのように弱体化しており、人並みの学校生活すら遅れない。
そんな少年がただ生きていく、それだけをしているだけならばこの先きっと、この暗闇がずっと続くのだ。
不自然に残された他人の家、二階建ての家はいつだって暗いーーーー“一人”だった。
“このままなんて嫌だ”
そう叫び、少年はこの世界を物語を、走る。
神、吸血鬼、エルフ、ドワーフ、そして悪魔。
加えて政治、宗教、学園、極道。
数多の戦争を経験したこの世界。
“エクソシスト”という職業が徐々に受け入れられていくこの世界で。
誰もが英雄を求める戦国時代でも少年は、チカラを求めるのだ。
今こそ世界を飛びだし、世界を救え!
別サイトでも投稿してます。