サーカス団「パンドラ」で育った孤児、エマ・リーネンはパンドラで剣舞の芸を磨き、サーカスの花形として成長した。しかし、華々しい舞台での活動とは裏腹に剣以外はまるでダメ人間。生来の「不幸体質者」であった。それでも何とか毎日を消化していたエマにさらなる不幸が吹き荒れる。昨今、巷を騒がせていた放火魔の被害にあい、サーカス団が炎上し、エマは唯一の居場所を失ってしまった。灰と瓦礫の中で途方に暮れていたエマに一人の美しい青年が手を差し伸べる。「再就職先、探してないかい? 」その手をとった先に待つものは不幸か、それともーーーー?!