「君には今日、少女との出会いがある。彼女……殺……くれないだろうか?」
新学期、ライルのもとに所々読めなくなった手紙が届いた。ライルは手紙にあるとおり二人の美少女と出会った。一人は白の皇都から来た貴族の令嬢。もう一人は赤の城塞都市のトップアイドル。そしてライルは二人から告白をされ、ハーレム展開に巻き込まれた。
だがライルは二人にドン引きした。貴族の令嬢は10年間ライルを監視し続けてきたヤンデレストーカーで、トップアイドルは困ったことがあれば色気じかけと火薬で解決するフジコ系だった。こんな二人に追い回されたのでは命がいくつあっても足りない。
3人が初めて顔を合わせた時、その場は悪鬼と羅刹が笑う修羅場となった。ライルの胃がストレスでねじ切れそうになった時、忽如、一匹の黒猫が現れた。その猫は3人を悪魔のように嗤った。貴族の令嬢は黒猫を見て驚く。トップアイドルも驚いていた。普通の女には見ることのできない黒猫をこの令嬢も見えているのだと。トップアイドルは令嬢に「あの猫が見えたの?」と問い、答えを待たずに令嬢に向けて拳銃の引き金を引いた。
そして二人の美少女は、ライルにそれまでとは全く別の顔を見せて微笑みかける。
なぜトップアイドルは貴族令嬢を殺そうとしたのか?なぜ二人はライルを追うのか? ライルは破壊を尽くして願いを叶えるという竜の伝説と、呪われた少女たちの願いと、自分の罪に向かい合うことになる。
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作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー]
R15残酷な描写あり
最終更新日:2018年10月14日
ラブコメ ダークラブコメ 三角関係 ハーレム ダーク 異形 オカルト アイドル 猫 魔術 竜 シリアス 死者
読了時間:約316分(157,502文字)