ある日、四月朔日春(ワタヌキハジメ)は公園で美しい少女に出会い、運命の恋をした。
彼は美しいその少女を連れ帰り、永遠の愛を誓って仲良く暮らす・・・、つもりだったのだが、その彼の前に親友が決死の覚悟で立ち塞がってしまう。
何故なら彼が連れ帰った少女は・・・。
右腕、ただそれだけだったからだ。
人体の部位の売買、貸与が可能な技術がある現代で、その部位を熱烈に偏愛する少年、四月朔日と、彼を必死に止める親友の攻防が続く中、何故か増える持ち主のいない腕、現れる右腕のない少女、謎の男と次々問題が山積し始め・・・、一人と一本の腕の出会いは、やがてとんでもない事件が起きる夜へと繋がっていく。
ラブコメ ギャグ 男主人公 現代 腕
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