魔法の素質のある子どもは、15歳まで魔法学園で学ぶことが義務付けられている。アシュレイは5歳の一斉検査で素質を見落とされ、7歳のときに村に立ち寄った魔法使いサザムに偶然見出され、魔法学園に入学した。15歳になりサザムのもとで学ぶために魔法使いの道を選んだのはいいものの、その道は月に魔力を左右される女の身にはつらいものだった。魔法を捨て花嫁になるためにきれいになっていく女友達や、はるか前を行く兄弟子たちに、アシュレイは自分を見失う。そしてアシュレイは、自分探しの旅に出ることを決意した。兄弟子ダリウスとの旅で、彼女は何を見つけるのか。