『高橋たかし』
それが、女の子に生まれた私につけられた名前。
この名前のせいで、私はいじめられ、一人だった。
中学二年の四月。突然遠くに住んでいるおばあちゃんが倒れた。
お見舞いに行った私はおばあちゃんが大病に罹ってしまったことを知る。
現実を受け入れられず病院を飛び出した私は、知らない公園で、知らない女の子と出会う。
その女の子は暖かくて私を元気づけてくれ、活力をくれた。
それからしばらくして、おばあちゃんの家に引っ越しが決まる。
転校。それは私の新しい第一歩になるんだろうか……。
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