遥か昔、ヒトは種族ごとに分かれて暮らしていた。 時々、世界を巻き込むような大きな争いもあったがそれも終わりを迎え、ようやくの平和が訪れていた。 しかし、新たな共通の敵が現れて、世界は再び壊滅の危機へ。 敵が現れてから幾世紀。 危機からの開放を目指すヒトの、行き着く先は――。 ※完全勢いで書いているので、投稿済みでも内容等々が時々変わります。

　ある世界の、ある時代に、暗殺を生業とする男が居た。

＊超不定期更新となります。気長にお付き合い頂ければ幸いでございます。 男は、自らが持てる能力を、望まざる理由によりセーブしていた。 そうしなければ、平穏に生きていけなかった。 ところがある時、突然現れた魔法陣に吸い込まれ、異世界へと渡る。 それが、男を解き放つ切っ掛けとなる。 ＊あらすじ訂正　2016/08/09 ＊第一話から第四話までの一部を編集しました。大筋は変えていませんが、主人公の名前が変わっています。　2016/10/25

男は知らなかった。 自分の語る言葉に、力があったことを。