時は未来。行きすぎた技術の発展は、やがて星そのものを蝕み、人の数は度重なる異常気象により減衰の路を辿っていく。その先の人類滅亡を防ぐため、生き残った約20億人ほどの人々は、大きな壁を__それこそ大陸を包むほどの__作り、自然との接触を避けて独自の生活を送っていた。
こうして殻に閉じ籠った人類はやがて、新たなる「力」を産み出した。その名は[MTR]《マター》…人の域を越えた力を人類にもたらす一筋の希望の光…
人類の叡智の結晶…そのMTRによって力を与えられた[適合者]《ルヒト》達は、この世界に大きな衝撃を与えることとなるのだった…