そう遠くない未来、2034年、とある企業が新しいMRメディアを発売した。
その名も「Life:touct(ライフ・タッチ)」。
自分と本体を紐付けし、そのアカウント情報などから各インターネットを始め、様々なメディアに接続できる、まさにインターネットを具現化した物だった。それが日本中に広まり、生活や社会に欠かせないものになった。
そんな日本中を揺るがしたメディア発表から4年の2038年、世界初MRMMORPG「World:action(ワールド・アクション)」というゲームタイトルが同じ企業から発表された。
だが、それは崩壊の始まりでもあった。現実とゲームがリンクする時、認識しているセカイは姿を変える。