作品一覧全13件
代表作 連載 完結済 3エピソード
放射線技師として働く小林修一は、子どもの頃、夢の中で赤い着物を着た女の子と出会っていた。中学になって修一はその女の子と再会する。少女となった女の子は白血病を患っており、仙台の大学病院への転院が決まっていた。交流を深めた二人は、仙台での再会を約束する。しかし、二人の本当の約束は、もっと以前にされていた。この「約束」がもたらした出来事とは……。 (文芸同人誌に発表済み) 第1章「中田病院にて」は第45回北日本文学賞応募作品。第4次選考通過、最終選考落選となっております。 すでに完結している作品ですが、読みやすさを改善するために連載に書き換えることにしました。
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純文学[文芸]
最終更新日:2020年09月07日
日常 青春 仙台 大学病院 中学生 高校生 通学列車 読了時間:約69分(34,199文字)
短編
懸命に生きる昭和の家族と一匹の犬の物語。 犬は東京オリンピック(昭和39年、1964年)にあやかって「ピック」と名付けられた。 半世紀以上も前に生きた一匹の犬との思い出を手繰ると、その輪郭がはっきりと蘇ってくる。 とっくの昔に消えてしまった命だけれど、心の中の存在は消えることはない。
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純文学[文芸]
最終更新日:2022年06月05日
日常 私小説 ホームドラマ 昭和 犬 雑種犬 秋田犬 オリンピック 集英社小説大賞3 読了時間:約22分(10,512文字)
連載 2エピソード
(第一部)   昔、メディオン国という小さな国がありました。 メディオン国は、オスト国とウェスト国という大きな国の間に挟まれていました。 オスト国とウェスト国の王様は昔から仲が悪く、いつも戦争をしていました。 そのためメディオン国の小さな空を大砲の弾が飛び交うことが何回もありました。メディオン国は、オスト国に占領されていた時代があり、それ以来、メディオン国の王様は、オスト国の王様の言うことを何でも聞くようになっていました。  そんなある日のこと、オスト国の王様が、メディオン国の国境にウェスト国軍の侵入を防ぐ大きな壁を築くように言ってきました。 (第二部)  20年後のメディオン国。トーイは若くして村の領主になった。  ある日、村に疫病が発生する。トーイは村を閉鎖し、国との対応に奔走する。  そして村は……。
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ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2021年03月25日
感染症 戦争 壁 王様 領主 村人 麦畑 疫病 山 木 洪水 ネット小説大賞九 読了時間:約21分(10,340文字)
短編
東日本大震災から10年。全世界の人々が様々な思いを胸に、2021.3.11を迎えたことと思います。 この随筆は、一個人の思いを記した記録です。お読みいただけたら幸いです。
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エッセイ[その他]
最終更新日:2021年03月12日
東日本大震災 3.11 学校 家族 津波 読了時間:約23分(11,012文字)
連載 完結済 6エピソード
「ゆりかごの唄」は、かつて「なろう」に発表した同名作品を書き直したものです。各章を読みやすくするために連載の形式にしました。 この物語には、エミコ姉さんと呼ばれる一人の女性が登場します。エミコ姉さんは、いつも絶妙のタイミングの悪さで登場します。 「振り返ると、それはつい昨日の出来事のように鮮明に蘇ってくる。窓の外は雪が降っている。雪道の所々を照らす電球の黄色い灯りのように、頼りなくて、でもどこか温かい。そんなエミコ姉さんの物語。しばらくの間、私のタイムスリップにお付き合いいただきたい」(本文より) (文芸同人誌に発表済み)
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純文学[文芸]
最終更新日:2020年09月07日
ホームドラマ 神戸 福島 震災 読了時間:約65分(32,087文字)
短編
私は、とある温泉旅館の浴場で一人の青年と出会った。 その青年の体には刺青があった。 注ぎ込む温泉の音。静寂の中で刺青に秘められた物語が始まる。 舞台はみちのくの小京都角館。桧木内川堤の桜並木。武家屋敷通り枝垂れ桜。そして外ノ山の山桜。樺細工に施された桜の花びら。おやま囃子が鳴り響く中、曳山がぶつかり合う角館のお祭り。 青年は何故刺青を入れたのか。 私が知った青年の生い立ちとは……。
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純文学[文芸]
最終更新日:2020年07月08日
ほのぼの 男主人公 和風 職業もの 日常 青春 小京都 角館 武家屋敷通り 桧内川堤 枝垂桜 樺細工 刺青 角館のお祭り 桜 読了時間:約20分(9,747文字)
連載 完結済 2エピソード
一人暮らしの中年女性と親の顔を知らずに育った男の子の交流を描いた物語です。 前編と後編があります。 是非お読み下さい。
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純文学[文芸]
最終更新日:2020年02月07日
日常 ホームドラマ ほのぼの 和風 昭和 読了時間:約28分(13,880文字)
短編
冬の日本海。 オーシャンビューと温泉が自慢のシーサイドホテル。 かつては人気を博したホテルも老朽化が進んでいる。 主人公は妻と二人、魚料理と温泉を求めて当ホテルを予約していた。 宿泊客は、他にもう一人(あるいは1グループ)いるらしい。 主人公は、そのもう一人が気になる。 そして、雷鳴雷光、激しい雨の中、ある男が現れた。 (第52回北日本文学賞2次選考通過作品)
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純文学[文芸]
最終更新日:2018年10月16日
シリアス 男主人公 和風 平成 現代 職業もの タイムリープ 読了時間:約20分(9,914文字)
短編
高校二年生の崇志は、入院生活が続く父の所へ足繁く通っていた。ある日の午後、部活帰りに病室を訪れると、そこにはいつもと変わらない宙三が眠っていた。ところが、夜を徹した出来事がそのときから始まっていた。その日、崇志は母から父の病名を初めて聞く……。
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純文学[文芸]
最終更新日:2014年11月30日
文学 昭和 高校生 父親 息子 読了時間:約26分(12,595文字)
短編
 思わぬ事故で妻と二人たどり着いた小さな温泉街。そこは幼い頃母と一緒に訪れたことのある場所だった。主人公はそこで十数年前に他界した母を見かける。幼い頃の記憶。母への思い。  舞台は山形県肘折温泉。  第47回北日本文学賞応募作品(第1次選考通過、2次落選)です。
作品情報
純文学[文芸]
最終更新日:2013年06月02日
日常 肘折温泉 熱気球 文学 タイムスリップ 昭和 上の湯 湯座神社 読了時間:約22分(10,617文字)
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