ただ生真面目に、適当に生きる中学生の話。 初のコメディ。

　月の王《カリギュラ》。かつてそう呼ばれた世紀の扇動者がいた。 　社会の基盤を揺るがす大事件を起こしたカリギュラは、自ら警察に捕らえられ、隔離施設に収容されていた。 　そこに、メリッサという女性の刑事が現れる。 　メリッサはカリギュラに、かつてカリギュラが起こした事件を再現している模倣犯、第二のカリギュラが現れたと告げる。 　第二のカリギュラは、かつてカリギュラが起こした事件を全て再現したという。そこでメリッサは、カリギュラに次の事件を予想してほしいと依頼する。 　第二のカリギュラの動機とは。そして、事件がもたらす結末とは。

社会精神型犯罪者の暴走。

1980年サウサンプトン。 一人の男が引き上げられた。その男がもといた場所は1965年。 そして、その男は記憶喪失だった。 男がタイムスリップしたと思われるイギリスでは、歴史が大きく違っていた。 男はそこで、自らを引き上げた男女と共に、スパイ派遣会社を築いていく。 依頼の中で彼はタイムスリップした謎を探していくが……。

ナノマシンウイルス、「THE・DEAD」の惨劇から75年。世界は博愛主義の楽園社会を築き上げ、安定した社会で生活していた。 この社会では、危険思想計測により測定値が基準値を大きく逸脱した場合、危険人物として扱われる。 危険人物のなかには楽園を守護する「楽園の兵士達」がいた。 楽園の兵士である仙崎トウマは、とある戦地に赴くが、そこには「ある人物」の気配がした… 作者の作品のなかで最もおすすめな作品。

わたしがわたしを考えて、わたしはわたしに考えられる。

潜入捜査官、ジョナサン・ミラーは巨大マフィア「タナトス」に潜伏していた。 しかし、愛娘のサラは謎の病「人形病」に罹る。余命は一か月と言われ、ジョナサンは焦り始めていた。 作戦の失敗を恐れた潜入捜査官監視機関「Watch Eyes」通称WEは監視官であるエド・ホーガンスこと「ホロウマン」を送り込む。 タナトスの首領、ゲイツの進める計画とは。 巨大サーバーAI「JohnDough」とは。