『わるいこでも、いい』 エイール大陸の南東部。自分以外の家族が 行方不明となり、ひとりとなった少年ハーク。 ゴミ捨て場と化した地で、家族の帰りを待っていたある日、謎の銀髪男がハークを訪れる。 銀髪から『わるいこ』と呼ばれる化け物になるかも、と告げられてしまう。 保護という名目で、半ば強引に誘われるまま、ハークはわるいこ研究所と出会うことになる――

俺、中田あつしは、異世界へとやってきた。それも、異世界転生モノを書こうとした矢先のことである。だが不思議なことに、俺の姿形はそのままで、服には血がついたままだった――

むかしむかし とある村で畑仕事をする男がいた。 ある日の夜。男は尿意に目を覚ます。 しかし何やら股の間に違和感があったーー

あるところに傷ついた雀が居ました。 それを見つけたおじいさんとおばあさんが雀を手当てし 自分たちのわずかなお米を雀に食べさせてやります。 甲斐あって治った雀は、おじいさんたちへお礼をすると言いますが おじいさんたちはお礼の代わりに「誰かを助けなさい」と伝えた……。

ある山にのろまでぐずのタヌキが居ました。 ある時、他の動物たちが魚とりをしているのを見つけます。 それは道具と呼ばれるものでしており タヌキも早速、道具を使ってみますが……。

むかしむかし、ある老紳士が片田舎の銀行にやってくる。 ある品物を銀行の貸金庫に預け、近々取りに来ると言い、去った。 しかし来たのは老紳士ではなく、話の違う三組の人たちだったーー

むかしむかしある村に千念（せんねん）という 熱心な和尚さまがいました。 ある年、村のお祭りが始まる季節になります。 張り切った和尚さまは一段とお経を唱えます。 しかし祭りが近くなったある日、立ち上がった瞬間に 和尚さまの腰に激痛が！ーー