とある少年がいた。
彼はある時“才能”という異能力に目覚め、“才能開花者”となった。だが、彼はその力を狙う者によって家族を殺害される。
その時、彼は決意した。
『もうこれ以上才能開花する人を増やしてはいけない・・・。』
彼には仲間がいた。
才能が開花して暫くして彼が通っていた学校の校門で出会った才能開花者の幽霊だった。
その幽霊もまた、とある人物に才能開花させられ己の才能に溺れ自らを死に至らしめた哀しい幽霊だった。
彼はその幽霊に“他者に才能を与える才能”を持つ黒服の男の存在を聞かされる。
こうして、彼は決意した。
その男の殺害を。