事故で死亡した中年ゲーマー南条直政は、転生先の体を育成するゲームを見てビックリする。
そのシステムは、大昔にブームだったキャラクター育成シュミレーションゲームとそっくりだった。
若いころにそのゲームをやりこんでいた直政は、自分の転生する身体の育成を本気でやってしまい、ありえないチートな身体に育ててしまった。
魔王を超える魔法と剣匠を超える剣技。
賢者レベルの知識と雅な宮廷作法。
掃除、洗濯、料理の腕もプロ級。
そして、インチキキャラを育ててしまった直政は、育成の終了後に我に返る。
このキャラクターは転生する自分なのだ。
非モテ系のオタクだった自分が、こんなキャラクターになってどうすればいいんだ?
しかし、ゲーム画面みたいな育成画面は女神さまの力で完全にリンクしていた。
すでに直政が転生する身体は完成していた。
ほどなく インチキキャラクターとして生まれ変わった直政は、異世界での新たな生活を開始しすることになった。