自宅が喫茶店を経営している高校生――陣原（じんのばる）燦（あきら）は、ゴールデンウィーク前に店の備品などを買いに街へと出かけていた。 その帰り道、幼い頃によく遊んでいた公園へと足を運ぶ。 久しぶりに訪れた夕暮れに染まりつつある場所に懐かしさを覚える燦。そんな彼の視界に、一人の異国の少女の姿が映る。 異国の少女との出会いを切欠に、燦と、燦を取り巻く環境は少しずつ、けれど確かに変化していく。 そんな中、少年はふと思い出す。 幼き日に一人の少女と交わした。小さな、けれど大切な『約束』を――…… 自身に降りかかった不幸と周囲の環境故に、一つの夢を諦め。けれど不器用なりにも必死に前へと向かっていこうとする少年、陣原（じんのばる）燦（あきら）。 思春期故に目まぐるしく変わり行く環境の中、果たして彼は遠い記憶の『約束』を果たすことが出来るのか？ そして、変わり行く環境の中で、『変わらない大切なもの』を見つける事が出来るのか――……？ 初のオリジナル作品をフルリメイクした恋愛小説。まだまだ実力不足ではありますが、完結を目指してやっていきたいと思います。

6年前、俺は一人の少女に出逢う。 夕暮れに照らされ、金色に輝く向日葵の園の中で交わした約束。 俺はまだ―――果たせずにいた。 これは、どこかで聞いたような。そして何処にでもあるような、そんな物語。

無気力に、惰性に日常を生きている少年はある日、忘れ物を取りに教室へと戻る。するとそこで、神秘的な雰囲気を持つクラスメイトの少女と出会う。彼の物語は、その出会いを切欠に少しずつ、けれど大きく変わり始める――…… とあるユーザー様とのご縁で参加した企画。『結起承転』、『恋愛』、『涙』をテーマとした短編です。 実はだいぶ前に書きあがっていたのですが、本命を投稿していたので放置していました。でもせっかくなので投稿してみようかな、と。

いつまでも変わらないと思っていた俺たちの関係は、ほんの些細な事が切欠で小さな、だけど大きな変化を迎えることとなる――…… ※とあるユーザーさん方の企画に飛び入り参加させてもらいました。