主人公である田村知世(たむらともよ)は、バーで働く20歳。知世は幼少期に親の虐待を受け心に深い傷を負っていた。
言いたいことも言えず、親の正解の言葉を探し、そのストレスを外で発散する毎日…。
殴られる中で親に植え付けられた常識と違う周りに戸惑い、傷つき、悩み、裏切られ、1人で生きていく事を決意する。
1人で生きていく中で、友情を知り、思いやりを知り、人を好きになることを知っていく知世だが、幼なじみの死を境に、再び心を閉ざしてしまう。
3話事に知世の回想を挟みながら、心を開く練習を兼ねてバーの先輩である近田裕典(ちかだひろのり)と話すのだが、うっかり藤原樹(ふじわらいつき)という男に話を聞かれてしまう。
しつこくてうっとおしくて何を考えているかわからない樹だが、ふとした男らしさに知世は惹かれていく…。
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