神の力と精霊、そして幻獣がいる──そんな国に落っこちたヒロイン。
「女神の『落ちもの』ってなんですか?異邦人ってのもなんですか?
ていうか、なんでお月様が三個もあって、こんなに女の子もいないんですかね?」
そんなヒロインの疑問を余所に、男女比が7:3というその世界で、女神の『落ちもの』としてよくわからない歓待を受けることになりました。
絶対に帰るんだ──なんて意気込みは空回り。気づけば永住決定で、いつの間にやら崇め奉られて、旦那様候補が一山いくらかというほどできました。
「ちょっと聞きたいんですけど、私べつに世界を救うとかはしなくていいんですよね?」
今までと同じ当たり前を願いながらも、てんてこ舞いな日常が押し寄せてきて……。
お願いだから平穏くださいよ──なコメディタッチな恋愛物語になるといい話。概ねシリアスが台頭しています。
*アカウントを変えての再投稿です。
*改稿は誤字脱字などのみの変更です。
身分差 異世界トリップ 残念美形 正統派美形 眼鏡もいます ツンデレ王子とか 主従コンビとか 精霊/幻獣/神力 女神様 落ちもの 神話が根づいた世界 逆ハーレム かもしれない 恋愛 できるかもしれない
読了時間:約322分(160,915文字)