私は世界樹の古びた住居に住んでいる竜医です。
この物語、というかただの日記なんですけれど、私が診た竜とのお話を少しずつ紹介していく、そんな一冊を書いてみました。
火竜さん、氷竜さん、木竜さん、土竜さん、水竜さん、機竜さん、空竜さん、亜竜さんなどなどたくさん。
昔から天災のように忌み嫌われ、今でも理由もなく、なんとなくで遠ざけられる。そんな竜にも個性があって、言葉があって、感情がある。
世界には悪い竜もいるみたいですけれど、それが全てって訳じゃあないんですよ?って。ほんの少しだけでもわかってくれたらいいなぁ。って。