本文と一書(あるふみ)とではてんで伝承の異なることも多々ある『日本書紀』。採る説によってはまるで違う神話になっちゃうのかなあと思ったのが運の尽き。とりあえずは読み直して、自分用にアレコレ覚え書きしていこうかと。本文信奉者のつもりはありませんが、一書は所詮異説、という気持ちは確かにあります。
大衆のものとなる以前の文化文学文芸といったものは、常に政治的配慮と密接に結び付いてきたと思っているので、そういう裏っ側みたいなものを妄想するのも意外に好きです。
ちなみに要約ならびに現代語訳は実に恣意的ですので、興味を持たれた方はホンモノや正統派に当たってみられることをおススメします。
※ブログからの転載をほんのり加筆修正した部分があります。