作品一覧全9件
代表作 連載 完結済 20エピソード
 「『異』世界」という割に、「塩」の扱いはどうなのか。  今は昔、「塩の出番と言えば流下式塩田法で精製された海塩ネタのみ(しかも主人公の専門書並みの知識によりトライアル&エラーなし)」という惨状にシラけた時期に、「書こう」と思い立ったエッセイです。  人の数だけ塩作りがあっても良いじゃない。  物語の数だけ塩事情があっても良いじゃない。  そういうもやもやをぶつけてみました。  皆様の異世界での塩事情がより変化に富んだ楽しいものになりましたら幸いです。
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エッセイ[その他]
最終更新日:2024年01月01日
考察 異世界 塩 読了時間:約201分(100,020文字)
連載 完結済 180エピソード
 明治時代に短歌や俳句に導入されたとされる「写生」(実物・実景を見てありのままに写し取ること)の精神を、「観照」(物事の本質を客観的かつ冷静に見極めること)と言葉は違うものの、「写生」の600年前には既に実践していたと言える和歌の一派があった。それが京極為兼率いる「京極派」である。  ――ということを知って以来、現代語の関連書籍や関連和歌集などをコツコツと読んで参りましたが、遂に京極派のバイブルともいえる『為兼卿和歌抄』を真剣に読んでみようと決意しました。  卒論(通信)の方は最愛の花散里について書きましたので、完全に趣味です。
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最終更新日:2022年10月30日
為兼卿和歌抄 京極為兼 歌論書 こころ派 ことば派 京極派 二条派 翻刻 文法全解 現代語訳 独り「古典の日」祭り 読了時間:約580分(289,789文字)
連載 完結済 60エピソード
新興宗教に連れて行かれたら怖いなと思っている方、既に連れて行かれそうな方の参考になれば。 その宗教の矛盾を突くことは、ブラッシュアップの手段を与えること、つまり活動の手助けになってしまうのではないかという不安から、ずっと書かずに来ましたが、簡単には改変できない部分の批判に限ればよいのではないかと気づきまして、書くことにしました。 何事であっても、知識は自らを守る手段になるはずであると信じています。 私の不安を和らげて下さったエッセイ「新興宗教の集まりに行ってきたよ!」(n0814dm)を書いて下さった、たかあきら様(ユーザーID:489477)に捧げます。
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エッセイ[その他]
最終更新日:2021年05月29日
体験談 宗教 新興宗教 仏教 仏教系 仏教系浄土門 読了時間:約59分(29,288文字)
連載 19エピソード
 日本書紀本文神話を浚ってみている今日この頃、知っておくともっと『日本書紀』を愉しめるのではないかと思われるアレやコレやを紹介するための、幕間的な存在です。 「浚ってみる」同様、独断と偏見に満ち満ちた恣意的存在ですので、うっかり興味を持たれた方は、タイトルだけチェックしておいてご自身でホンモノに当たってみられることをおススメします。
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エッセイ[その他]
最終更新日:2021年04月22日
日本書紀 日本紀 本文神話を浚ってみる 覚書 読了時間:約42分(20,970文字)
短編
 八番歌から万葉集へ。  八番歌の世界を広げるために、「決まり字」を手掛かりとして、『万葉集』に集録された他の歌との比較を試みてみました。  楽しんでいただけたら幸いです。
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エッセイ[その他]
最終更新日:2019年09月09日
万葉集 万葉仮名 八番歌 三二〇二番歌 決まり字 十三字決まり 御霊信仰 仮託 アンサーソング 相聞歌 熟田津に 船乗りせむと 聞きしなへ 如何にも君が 見え来ずあるらむ 読了時間:約4分(1,987文字)
短編
八番歌を文法的に検証したついでに、左注にも注目してみました。 八番歌が挽歌なら誰への挽歌なのかな、という点が気になる方は是非ご一読ください。 「乞をどう読む、八番歌。」(https://ncode.syosetu.com/n5116fn/)も併せてご一読いただけたら幸いです。
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エッセイ[その他]
最終更新日:2019年06月08日
万葉集 万葉仮名 八番歌 斉明天皇 左注 挽歌 哀傷歌 御霊信仰 伊予 流刑地 熟田津に 船乗りせむと 月待てば 潮もかなひぬ 今は漕ぎ乞な 読了時間:約7分(3,370文字)
短編
 百人一首の日に、『万葉集』を万葉仮名で読むことのない全ての方に捧げます。  万葉和歌を万葉仮名と漢字かな混じり文とで読み比べると、「あれ?」って思うことがあるんです。  今回は、演習での発表用に「熟田津に船乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな」を読み比べていた時の「あれ?」を形にしました。
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エッセイ[その他]
最終更新日:2019年05月27日
万葉集 万葉仮名 八番歌 額田王 乞菜 乞はな 文法 乞ふ(動詞) いで(感動詞) こそ(終助詞) 熟田津に 船乗りせむと 月待てば 潮もかなひぬ 今は漕ぎ乞な 読了時間:約8分(3,566文字)
短編
 先日、目から鱗の「ら抜き」話を仕入れたので、非ら抜き派の方々に披露したく、このエッセイを書くことにしました。  一緒に驚いていただけたら幸いです。
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エッセイ[その他]
最終更新日:2018年09月17日
ら抜き ら抜き圏 非ら抜き圏 ら入り ら入り圏 非ら入り圏 新しい可能動詞 スクーリング 読了時間:約4分(1,988文字)
連載 5エピソード
 本文と一書(あるふみ)とではてんで伝承の異なることも多々ある『日本書紀』。採る説によってはまるで違う神話になっちゃうのかなあと思ったのが運の尽き。とりあえずは読み直して、自分用にアレコレ覚え書きしていこうかと。本文信奉者のつもりはありませんが、一書は所詮異説、という気持ちは確かにあります。  大衆のものとなる以前の文化文学文芸といったものは、常に政治的配慮と密接に結び付いてきたと思っているので、そういう裏っ側みたいなものを妄想するのも意外に好きです。  ちなみに要約ならびに現代語訳は実に恣意的ですので、興味を持たれた方はホンモノや正統派に当たってみられることをおススメします。  ※ブログからの転載をほんのり加筆修正した部分があります。
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エッセイ[その他]
最終更新日:2014年03月22日
日本書紀 神話 覚書 読了時間:約43分(21,320文字)