文明が誕生してまだ間もない太古の時代。人類は絶滅の危機に直面していた。
突然起こった天変地異により海が荒れ、山が崩れ、空が陰り、緑は枯れ果て、食料難から争いを繰り返す日々。裂けた大地からは魔を帯びた異形の者が姿を現すようになり人々を脅かし始めた。
すさみきった人の心に残された希望は神への祈りそれだけだった。
しかし、ついに祈りは神へと届いた。天から舞い降りた神は全てを本来あるべき姿へと地上を戻し人々は危機を脱したのだ。そして再び神は遥か天空へと帰っていった。
それから数千年…。
時代はまた大きな歪みを呼び戻そうと動き始める。
ファンタジー 冒険 古代文明
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