それは悪なのか、今日も彼はその一人の宮女と明りを探す。 『今日も変装宦官様は後宮の宮女達に手を焼いている －閑話－』の続きの話です。 ※カクヨムにも投稿しています。

前世以上のさまざまな記憶を持った皇帝陛下の異母弟、永華は皇帝である異母兄の天華に後宮不信に陥ったと相談され、解決を図るべく宦官達に頼もうとするがその宦官さえも信用できないと言われ、天華に男子禁制の後宮だが、お前は心に固く誓うある女のみにしか興味がない為、そのままでも安心だという理由から変装して宦官として振る舞い、後宮を改善しろ。それが済むまで夜伽はしないと言われ、皇帝の子が一人もいない現状を鑑み、困り果てた末、永華は意を決して、前世の宦官だった記憶を頼りに志遠という名の宦官になって、見知っている事は通用しない、不思議な事も間々ある後宮にて知り合ったというより食べ物を皆にねだり、非常に困っていた所を志遠が食べ物を何かしら与えることで皆に迷惑が行かないようにした結果、餌付けされつつも食欲に走りがちな宮女、春鈴と共に事件の明りを探しつつ、強く魂が記憶している思い人である女性に今生も出会う為、志遠は今日も奮闘する。 ※カクヨムにも投稿しています。

この国の平和の為、一人の姫を嫁としてもらうはずだった魔王は約束を破られたと怒り、その腹いせにさまざまなモンスターを送り続け早数百年。その間にそのモンスターを倒すべく名乗りをあげた人達から派生し、今やこの国には冒険者を始め勇者、魔法使いなど、多彩な職種で溢れ返っていた。 そんな我らの聖なる守護者であるべき、今の姫様である通称ロリィーはただの元冒険者の男であるアルフレドをお付きとして密かに日夜、姫様という立場を守りつつも自分のストレス発散の為に悪さばかりするモンスター達を狩り続けていたのだった。

今年の四月に高校生となった男子、大城晴弥には保育園からの幼馴染の宮武采月、若旅来夢、忍谷咲実という女子三人がいた。 それぞれが夏休み、冬休み、春休みの宿題気分のような関係になりつつある中で、いつかはそんな彼女達と離れ、自分だけの彼女を持ち、日々を過ごして行くんだろうなと思っていた矢先、小学校からの親友である氏家一颯の彼女に最近なったばかりだという三鬼理津乃に初めてのデート前の練習に付き合ってほしいと頼まれる。狼狽える晴弥をこっそり物陰に隠れて見聞きしていた三人の幼馴染女子高生は勘違いから晴弥に彼女が出来たと大喜びし、その初デートの練習の練習をしてあげようと企画して行ってしまう。 そんないつもは晴弥に無関心な幼馴染女子高生三人に振り回されながらも青春を有意義に過ごそうとする一人の男子高校生の日常話。

人の輪を少しでも乱した者は自主退学する習わしが昔から密かにある私立天谷地学園高等学校のサロン部が存在する理由、それは人がここを去るまでを知り、少しでも波風を立たせないように努力して尽くすことでもなく、ただそれを話のネタにし、自分達を退屈にさせない為だった。そのようにして日々を過ごして行く部員達の周りで繰り広げられるアンニュイな青春人間関係謎物語。

魔法を使用することを禁じている剣の王国の騎士団一最弱な青年ルイスとその国の姫であるヴィオレッタは突如として敵となった巨大魔法国から逃げる途中、ヴィオレッタの安直な考えから魔法が一番強い冒険者パーティーのリーダーとなったルイスと何も出来なくて使えない変身少女の荷物持ちになったヴィオレッタ。そんな二人は日々成長して行き、新たに出会った仲間と共に再びヴィオレッタの父である行方不明中の王に再会する為、今日もどことなく進んで行く。

運動も勉強も何でも出来る学年で一番のモテ男、日村大樹はある一つの問題を抱えていた。それは母親同士が小さい頃からの幼馴染で生まれた年も同じな為にお互いの家を行き来しつつ、一緒に育った今ではクラスの底辺女子になってしまった幼馴染の雨宮鈴がこれまた同じクラスの陰気底辺男子、影嶋冴功と仲良くし出して彼の家にまで行って、風邪だか怪我をした彼のお世話をしているという噂があり、その真相が知りたくて大樹は小学校以来話したことがなかった鈴に話があると久しぶりに自分の部屋に鈴を連れ込むことに成功し、話を聞くことにした。それは大樹にも鈴にも変化を訪れさせるきっかけとなり、長年の淡い思いは周りへの遠慮や配慮をなくして確実なものとなる。

大型台風によって異世界と繋がった現代日本から派遣社員として異世界でいろんなお仕事をする話。 ※ネオページにも掲載しています。

未来の人間とロボットのお話。 未来での薬局で働く者達の日常のほほん時にドタバタ話。 ※ネオページにも掲載しています。

代価の代わりに『自由な童話』を。 ファルマスィ・コワンの新たな店主は代価の代わりに『自由な童話』を欲しがっている。そのため客は代金の代わりにその童話を店主に支払うのだった。