生き続ける理由もないが、死にたくなるほど絶望もしていない"おれ"は、異世界に召喚されるも飲んだくれのドヤ街暮らしをしている。同じドヤに泊まっていた住人が殺され、やむにやまれぬ理由から捜査をすることになるが、ルンペン同然の身なりから騎士団に追われることになる。

おれか？おれのことなんか、どうだっていい。 異世界に転生したら、どういうわけか悪役令嬢になってたってことだけ覚えておいてくれりゃいい。 ろくでもない人生をやり遂げたんだ。転生したあとぐらい、好き勝手に生きることにしたら、メイドから騎士さまから聖女さままで、妙に他人に好かれてしまった。 あいつら、美人がの無害なわがままを面白がってるんだろうな。 (悪役令嬢なんだから顔が良いのは当然だ！) ところで、この話は誰がだれに聞かせてやってるんだろうな。

Pixivからの転載です。 ちょっとゴアい童話です。