主人公はある夏の日に、十年前の不思議な体験を思い出す。
謎の少女に誘われた時間旅行のツアー。
その経験が因果となって絡み合い、意外な結末に向けて物語が転がり出す。
1978年にシンガーソングライターの原田真二が発表した「タイム・トラベル」が元ネタ。もっとも、作者はこの曲をリアルタイムには知らず、スピッツやGILLEがカヴァーしていたので知った次第。“時間旅行のツアーはいかが”というリフが印象的な楽曲のため、作中でも同じフレーズを拝借している。
※これを書き記すことで、おいおい、盛大な二重表現やないか……というツッコミを回避したい。何と言っても作詞は御大、松本隆先生なのだから
青春 サスペンス タイムマシン ダーク シリアス 男主人公 現代 未来 タイムトラベル タイムリープ パラレルワールド
読了時間:約29分(14,052文字)