窓から差し込む陽光が憎らしく感じられる六月。
Tシャツが汗で変色してしまう程、ぐっしょりと汗をかき重たくなった服が熱でやられた頭をますます重くする。
そんな蒸し暑さの中、早々に音を上げ、息苦しい程暑い文芸部室からクーラーがよく効いているコンビニへと逃亡、という名の買出しへと向かった僕。
そんな僕とは真反対にあんなに暑い文芸部室内で、汗一つかかず、むしろ扇風機の風に当たり涼しげな様子でもくもくと本を読み続ける二人の変な先輩。
これは、そんな僕と先輩たちのかなり変で、ちょっぴり背筋が凍るような大学生活の話。
作品情報
ノンジャンル[ノンジャンル]
R15残酷な描写あり
最終更新日:2015年06月20日
文学 ホラー ダーク オカルト 現代(モダン) 大学生 霊
読了時間:約43分(21,492文字)