時は、2312年。
地球は荒廃の一途を辿っていた。生き物たちの気配はまるで無く。そこには、降下性放射物と呼ばれる核物質の灰だけがある種幻想的な雰囲気を漂わせる。生き物が生きられる空間ではなかった。かつて緑と海によって美しく映えていたこの惑星は汚染され、灰色に染まってしまった。マスクと防護服を着なければ死の灰の餌食になり、有毒物質と大量の汚染物質により瞬く間に命を落とす。
そんな世界で、人々は暮らしている…。
近未来 人工知能 サイバーパンク ディストピア タイムマシン シリアス ダーク ギャグ 未来 アンドロイド ロボット タイムトラベル パラレルワールド
読了時間:約41分(20,085文字)