少年「水上春人」は平凡な生活を送っていた。 毎日学校へ通い、帰ってくれば課された宿題や趣味であるゲームをして眠り、起きてまた学校に行く。 何気なく過ぎて行く、変わり映えのない日々。 当然だった。この世界にゲームや物語の様な「不思議」なんて無いのだから。 しかしそんな彼の日常はお化け少女「弥生」との出会いと契約（エンゲージ）をきっかけに大きな変化を迎える事になった。 そして物語の舞台は「想像」と「思い」が力となる不思議に包まれた魔法国へ―――。 ※この小説の一部はアメーバさんの『個人ブログ』や投稿サイト『メクる』さん、小説投稿サイト『マグネット！』さんにて連載されているものと同じです。

ハロウィンパーティに行く約束をした「颯太」たち。 　夕方、健司と健司の友人である「俊」は待ち合わせ場所である噴水広場で、行く約束をした健司の幼馴染「秋乃」を待っていた。 　待つこと数分、秋乃が小走りで走ってくる。そんな彼女の格好は普段着と同じモノではない。ハロウィンパーティの為に彼女が部活の時間を使って用意した、魔女のコスプレだった――― 　これは以前行われたハロウィン企画の台本に地の文を加えたモノです。 　リクエストとして「可愛い感じ」との事だったので、登場キャラクターの年齢が高校生ぐらいの恋愛系モノとなりました。

これは、小さな、ちょっとした願い

　とあるマンションに住むとある少年。彼が高校生ながら1人暮らしを始めて数カ月、日々は何事もなく過ぎていく。 　そんな何事もないはずのある日の夜。トイレから出るためにドアを開けた少年は目の当たりにした。 　誰もいないはずなのに、そこには少女が立っている。小柄で青い髪の見たこともない少女。そんな彼女はこう告げた 「う、うらめしやぁ」 これは、小さくて怖がりな気弱幽霊少女ととある少年の契約された物語