朝起きて、大学に行って、家に帰って、女装する。
代り映えのない日々。灰色の日常。それが、押田祐樹のすべて。
友達もいない。夢もない。あるのはただ、女装が好きという気持ちだけ。
このまま、つまらない未来を迎えるのかと嘆く、鬱屈した日々。
――その日常は、天界からもたらされた《一つの光》によって、一変する。
魔法によって、飛び切り可愛い男の娘に変身した祐樹は、
仲間、好きな人、大切なものを得て、巨大な闇と対峙していく。
「自分らしさ」と「生きづらさ」に悩む全ての方へ送る、女装×魔法少女ファンタジー。