倉井ちぐさは高校三年生
進路が決まらなく、落ち込んでいる。
倉井家はたびたび舞台を見に行く一家なのだが、このところのちぐさはそれを楽しめず、反対に胸を痛めてしまう。
大学進学をし、就職をすることに納得ができないちぐさ。
国立歌舞伎養成所に通う幼なじみ、しのぶの後押しで、テレビで見た舞踊劇『鷺娘』を、好きなヘヴィーメタルで演出し舞台化をしてみようと決める。
『なんでもいいから、とにかく何かをはじめてみよう』
元ヘヴィーメタルバンドのドラマーだった叔父が、テレビ局の「青春応援番組」の話しを持ってきた。
それに出展する作品にしようと、ちぐさの考えは固まる。
踊るのはしのぶ。
その他のメンバーを集めるのに奮闘するちぐさ。
『ヘヴィーメタル版鷺娘』はどのように仕上がるのか?
ちぐさの青春サクセスストーリーが始まる。
二次創作 とくにありません
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