文禄四年。豊臣の手によって没落した松浦党波多岸岳一門は、寄る辺を失い散り散りとなっていた。それを享受し、農民として暮らしていた一門の有力者、彦右エ門だったが、旧友半兵衛との再会が彼の心を大きく揺さぶる。
かつての主君に忠義を尽くすべきか、それとも懸命にいまを生きるべきか。
岸岳一門最後の戦いを前に、決断を迫られた彦右エ門の選択とは・・・
※自サイト閉鎖に伴う転載となります。
※史実とは異なる部分も多分に含まれています。
文学 歴史 戦記 架空戦記 シリアス 友情 国家/民族 戦争 戦国時代 パラレル 軍隊 戦士 武士
読了時間:約57分(28,248文字)