古代突如来襲した魔族により、今もなお人族の世界は侵食され続けていた。
すべての魔族は強力過ぎる闇属性に加えて、火・水・風・雷・土の五属性魔法全てに適性を持って生まれてくる。
人族は闇属性に全く適性が無い上に、五属性さえまともに扱えるものは少ない。そのうち二つに適性を持てば魔導師として名声を上げ、三つ持っていれば宮廷魔導師として名を刻む栄誉を受ける。それ程までの種族の才能の差に、ただひたすら蹂躙される現実。それ程に魔族とその力ーー闇属性ーーは圧倒的であるが故に人族の恐怖の象徴であり、畏怖すべき力なのだ。
だが人々には一つの希望があった。
人族には奇跡の様な確率で、”光属性”魔法の適性者が生まれる。人族の唯一の優位性で、光属性は闇に対して無類の強さを誇り、その力を持って生まれた者の多くは魔族との戦争に大きな戦果を上げ、人々を守り、伝説に語り継がれる。
ーーそれでもやはり二族間の戦力差は歴然であり、世界のバランスは傾く一方だった。
そんな世界の小さな村で育った少年バルドは、”忌み子”として敬遠されていた。その黒髪に黒眼の少年は”闇属性”の適性を持った人間だった。
彼は村を出て世界を知ってゆく。
・主人公は成長して最強レベルになります。(チートとかはあまり無いです)
・初めて書く小説なので、読みにくさや駄文はご容赦ください。アドバイスがあれば参考にさせて頂きます。
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー]
R15残酷な描写あり
最終更新日:2017年03月11日
オリジナル戦記 異能力バトル 冒険 主人公最強 主人公成長系 ファンタジー 魔法 勇者 魔王
読了時間:約69分(34,299文字)