『救世の英雄』。セルペニア王国建国にまつわる伝説。悪竜を倒し、人の王国を築いた彼の英雄に憧れ、ジェマは幼少の頃から騎士になることを夢見ていた。目標を叶えるための試験に臨むべく訪れた街で、彼女は一匹の獣人に出会う。人と竜との戦いが終わって千年。人と人とが争いを繰り返す世界で、彼女らが歩む未来とは−−※この作品は『星空文庫』にも掲載しています。※40話以降の話はpixivFANBOXにて先行公開していたものです。

『その日は二十代最後の日だっていうのに、悪いニュースと最悪なニュースが手を繋いでやって来た』 ある若者が新たな人生を探すお話。 ※この作品は『星空文庫』にも掲載しています。

人がミイラをすくう話。 ※グロではないですが、カニバリズムを彷彿とさせる表現があります。比喩です。

住宅街の一角にある古い神社で、主人公は不思議な少年と出会う。「兄弟が帰ってくるのを待っている」という少年に代わり、主人公は彼の兄弟を探すことになるが……。

自分には取り柄が無いと考え、疎外感に苛まれていた少年は『呪われた森』と呼ばれる場所へと足を踏み入れる。人の寄り付かない森の中で、自然の美しさに見とれる少年。「ここは人間の来るようなところじゃない」そう言って少年の前に現れたのは、老婆の顔を持つ人面の獣だった。

禁酒法時代。架空の都市『ポースシェル』を舞台に、イタリアンマフィア【ビアンコステラ】構成員のアルフォンソ・ビガットとニーノ・アメリアの友情を描く。【ビアンコステラ】はここ数日、余所者からの挑発を受けていた。ニーノの父親にして組織の幹部、マルク・アメリアに指令を賜ったアルフォンソとニーノは、チンピラたちを焚き付けていた黒幕、元【ビアンコステラ】幹部のピエトロ・オーロを追う。

『人間』と『獣人』による戦争が繰り広げられている世界。『獣人』の青年アダン・ル・ペンは、戦争の最中ヘヌリと名乗る『半獣』と出会う。『人間』と『獣人』の間に生まれ、両種族から蔑まれて来た彼は『英雄』を目指していた。

魔物退治屋として旅をしているケヴィン・ウォーレンは、とある村にて『人狼』の噂を耳にする。『人狼』が出るという村に向かう途中で彼が出会ったのは、同じく退治屋を営む青年、レオン・ターンブル。ケヴィンはレオンと協力して、村を脅かす『人狼』を退治しようとするが……。/重複投稿作品です。ブログに掲載していたものに修正を加えたものです。

『魔王は現役の間貞操を守らなければならない』という決まりがある世界。現魔王を失脚させるべく、人間の国王は連日のように刺客を送り込んでいた。魅力的な女性の誘惑にも一向に振り向かない魔王に対し、国王が次に送り込んだ刺客とは……。/重複投稿作品です。ブログにて掲載していた同タイトルの小説に修正を加えて投稿しています。