羽黒航軌は記憶喪失である。
記憶を失った彼は事情をしる数少ない友人に助けられながらなんとか面白おかしく日々を過ごしていた。しかしどうしても両親を筆頭に周りの空気が明らかに歪なことに疑問を抱いていた。依然の自分を取り戻すために数少ない手がかりをもとに記憶のかけらを探していく
そんな時に彼は一人の少女とであう。足柄花輪。品行方正の才色兼備。その一方で鉄仮面と揶揄されるほどの規則の鬼である。そんな彼女はことあるごとに彼の前に現れては指導と称して様々な場所へ、彼の根源へと導いていく。なぜ彼女がそんなことをするのか疑問に思いながらも奇妙な自分探しは一歩道を歩き出していく。もとの記憶とこの先の未来を掴むために