小笠原道明の野球人生は暗黒一色だった。小学生の頃、野球チームで補欠……中学生の頃、野球チームで補欠……。高校野球こそ野球人生において最高の花形! 高校に入学したら絶対にレギュラーになってやるぜ! ……なんて言うわけないじゃん! 道明の選んだ高校は野球部こそあるものの去年の夏の大会は人数不足で棄権になるような野球部弱小校だった。野球なんて一生やるもんか! ただ望んでいたのは平凡で普通の高校ライフ。しかし、暗黒のような人生は高校でも続いていた……ゴールデンウィークが明けた学校初日、机から教科書を引っ張り出そうとした道明だが、次の瞬間……ヨーグルトまみれの紐ブラと紐パンが道明の机上に召喚され、目の前にはクラスメイトの阿坂茜がああああああああああああああああああああああああああああああああ!?オワタ。
―イレギュラーなことばかりが起こる高校生活! プレイボール!―
野球 青春 高校生 学校/学園 友情 幼馴染
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