早起きは靴箱にラブレター。
それが地獄への招待状だとは露知らず、差出人不明の手紙にテンション爆上がりで妄想が止まらない主人公 "神谷威風"は、待ちに待った昼休み、指定された校舎の屋上へ向かう。
照りつける夏の日差しの中、そこに現れたのは学校一の美少女"鏡美波瑠"だった。密かに想いを寄せていた相手の登場に、動揺を隠せない神谷。そして彼女から告げられた言葉は、彼に追い討ちをかけていく。
"一緒に地獄に落ちてくれないかな"
その瞬間、文字通りの雷に撃たれた神谷は、あろう事か"地獄"に飛ばされてしまう。そこは古来より人々から語り継がれ、恐れられてきた空想の場所とは似ても似つかぬ、まさに異世界だった。
罪深き亡者たちと共に厳しい罰を受ける中、閻魔大王をはじめとする地獄十王の後継者争いが勃発していることを知った神谷は、輪廻転生ではなく"地獄の王"を目指して、血湧き肉躍る灼熱の大地を駆け巡ることになる。
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※別タイトルで投稿していた作品のキャラを一部流用し、世界観や設定をがらりと変えて、加筆修正しています。