4人の神が存在する世界
神一人が一つの大陸に住み何をすることもなく人々を見ている
永遠とも思えるほどの長い時間、彼らは生を見続けてきたのである
その途中で人間や、その大陸に住む者達に対して介入することも遠い昔あったのだが、いつの間にか、それすらも止めてしまい怠惰に過ごす日々が続く
もちろん彼らは生や死に縛られることはないが消えることはある
この物語は、その一つリディルと呼ばれる大陸に住む神ルシルヴァが、ある少女を助けてしまうことから始まる
ルシルヴァは退屈しのぎに生物が住む世界を見下ろしていたときに退屈しのぎで一人の少女を助けたのであった