生きることに絶望し、ついには道行く女子高生に卑猥な言葉を投げかけるだけの不審者にまで成り下がった俺。そんな俺の目の前に、あるとき１人の少女が現れる。 もはや失うものの何もない俺に向かって、彼女が口にした１つの願い。 あろうことかそれは、「自分を殺して欲しい」というものだった。

もう聞こえないはずの音は、 もういないはずの人の思い出を、 かき鳴らし続ける。

笑いに生まれ、笑いに死す。これがホンマもんの大阪人ちゅうもんや！

僕たちの住むシルデラの村の森には、 子供たちしか足を踏み入れることのできない、 「こどもの国」という不思議な秘密の世界があった――。