作品一覧全2件
短編
生まれたときから孤独を抱え、見えない壁に囲まれている「私」。 それでも他者との繋がりを求め、手を伸ばし、声をかけ、温かさを求める。 言葉は届き、心は繋がり、温かい光に救われることもある。 だが、また孤独な夜が訪れ、心の内側に閉じ込められる。 孤独は恐ろしい影だが、それは「私」の一部であり、「私」らしさを形作るもの。 いつか影とひとつになれるように、光と影を抱きしめ、新しい朝を待つ。
作品情報
純文学[文芸]
最終更新日:2024年11月19日
読了時間:約1分(268文字)
短編
男は、埃まみれの屋根裏部屋で見つけた。それは、錆びついた鉄塊と、黄ばんだ紙切れ一枚。紙切れには、走り書きのような文字で「時空間転移装置」と書かれていた。男は、そのガラクタのような機械を前に、煙草に火をつけた。そして、深い溜息と共に、ボタンを押した。
作品情報
空想科学[SF]
最終更新日:2024年06月10日
読了時間:約3分(1,307文字)