『僕』は文芸部所属の高校一年生、特技は気配を消すこと、嫌いなことは面倒事。以上。
夏休みも終盤、文芸部は文集制作の為にこのくそ暑い中、学校に集まる。その席で、部長がある原稿を取り出した。それは、部長の友人が、体験した出来事を反映させて書いたという結末の無いリドルストーリーだった。
そこでは、ひとりの少女が自らの恋の為に二人の人間を殺害し、想い人にその罪と自らの気持ちを明かして断罪を求めるところで終わっていた。
果たして、少女に対する裁きは? 告白は受け止められたのか? 文芸部の五人は、その物語の結末を推理する。そして、『僕』がたどり着いた結論とは。
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