大学進学を夢見て入学した高校での生活。
恭子という女子生徒との出会いをきっかけに、始まる学園奮闘記。
主人公幸雄は、学園一の落ちこぼれだが、想像力は、誰にも負けない、ある意味楽天家。しかし、教師やクラスメイトには、理解されず、孤独な一面もある。ある時、校内で身体検査があり、あまりにも辛辣な教師達のやり方に忿怒し、それが元で謹慎処分をうけてしまう。
ある日中学時代からの友人が仲間を連れて、家まで訪ねて来た。
そこで初めて、自分は、1人じゃないと実感する。そんなこんなであっと言うまに三年の月日が経ち、最終学年になった幸雄は、大学進学を希望する。「たとえ学力が受験するに値しなくとも『GOING MY WAY。』
「大学へ進学する為にこの学校を選んだんだ。」
私達の学生時代は、まさに、受験戦争真っただ中で、偏差値の高い大学に入らなければ、大企業には、就職できないという不文律があって、一にも二にも学業優先だった。
結局、幸雄は家業を継ぐことになったが、就業して数年間は、精神的に辛いことばかりだった。しかし、過去の試練があったからこそ今の自分があり、耐える力を養ってこれた。そして、社会人となって自らを再生していくのであった。
落ちこぼれ
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