黒い血は刻印に刻む
赤い血は生贄に捧げる それははるか昔からのヴァンパイアとの掟。
黒い血=ヴァンパイアの血
赤い血=人の血
それは人とヴァンパイアとの契約の証。
燕はいつも見る夢に悩まされていた。それは‥‥いつも同じ日に同じ時間に自殺をした少女がタスケテと言っている。それは何を意味しているのか、燕には全く理解していなかった今日、月経の日に訪れた。
それは、急に妖怪が見えたこと。怖くて震えるだけしか出来なかった燕はまた、いつもの夢に出てくる声が聞こえ、床が崩れ落ち、落下する。
それを追うかのように幼馴染みである晄斗も向かう。だが、彼は人間ではなく、吸血鬼。元は人間だった
燕は彼の秘密を知った時‥‥
燕の決意は固まる‥‥
「守る‥‥絶対に‥‥今度こそ守ってみせる」
「守らなくていい‥‥重荷になりたくなんてない‥‥」
それは‥‥2人の想いが溢れてくる‥‥
パラレル×ファンタジー